哲学者串田孫一の著書。タイトルの通り、文房具への思いをつづった一冊。幼いころの遊びの工夫も、よりよい仕事をするためのこだわりも、文房具とともにあったようだ。
本書を読むと、選択と観察がいかに重要であるかということを学べる。数ある選択肢の中から、一つのものを選ぶという行為は、対象が何であれ日々の暮らしにおいて特別なことでもなんでもない。思えば私は今日も、昼ごはんにどのメーカーのカップラーメンを食べるか、コンビニの棚の前で悩んできた。
ただ、なぜそれを選んだのかと反芻することが大切なのだと思う。隠れた己の意思と向き合えるかもしれない。
